てんかんの原因は、人によって様々なケースがあり、原因のある「症候性てんかん」は、過去の脳の傷や大脳の形成障害、先天性脳腫瘍などに大きく分けられます。過去の脳の傷の代表的な例は、出産時の脳障害です。側頭葉てんかんの原因の大半がこの生まれた時の仮死状態が関連していると言われています。一見、順調に育ったように見えていても、小学生の頃からてんかんの発作を発症する事例が多いようです。その他には、脳に直接細菌やウイルスが感染してしまう髄膜炎や脳炎、高熱が何日も続くようなはしかや突発性発疹も、脳の傷の原因として挙げられます。大脳の形成障害の代表的な例は、限局性皮質異形成と呼ばれるタイプです。胎児の頃に脳が活発に形成されるのは、妊娠8週目から16週目にかけてになります。この頃に、大脳の一定範囲の皮質が十分に完成しなかった為に、その部分の大脳皮質の細胞構築が乱れて、神経細胞が入り乱れてしまった事が原因だと考えられます。先天性脳腫瘍は、脳腫瘍や血管腫などが原因ですが、このような腫瘍や血管腫は胎児の頃に大脳が形成される際に発生したものが殆どです。脳にとっては異物ですので、脳が刺激されて、てんかんの発作を起こす事があります。ただ、この先天性脳腫瘍や血管腫は、悪性腫瘍のように成長して脳を圧迫するような症状が出る可能性は低いと言われています。上記の他に、「特発性てんかん」と呼ばれる、MRIやCTを用いて様々な検査をしても異常が見つからない原因不明のてんかんもありますー